津液
- jinenya
- 2022年4月25日
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津液とは、人体中の正常な水液の総称で、唾液、胃液、涙、汗などが含まれます。 津液の主な作用は、潤いを与えることであり、津と液に区分され、その性質、分布、作用も異なっています。 津は、清く希薄なものをいい、分布は、広範囲で、皮膚体表などを滋潤させます。 液は、比較的粘稠で、臓腑を滋養し、関節運動を円滑にさせます。
津液の作用
津液には、潤して乾燥を防ぐ滋潤(じじゅん)、潤して栄養を与える濡養(じゅよう)、熱や興奮を抑制する鎮静の3つの作用があります。
津液の生成
津液は気と同様に脾で生まれます。 摂取された食べ物や飲み物は脾で水穀の気となり、その中の液体成分が津液となります。 生まれた津液は肺へと運ばれ、そこから三焦と呼ばれる気や津液が利用できる通路を介して全身に散布されてゆきます。

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