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望診・舌

  • 執筆者の写真: jinenya
    jinenya
  • 2022年6月16日
  • 読了時間: 2分

舌はその人の体質や内臓の状態を映し出す“鏡”であると考えられています。

舌は粘膜に覆われ、血管がたくさん集まっているところなので、血液や体液の質およびその過不足が見てとれ、体調などがよくわかります。

舌診では、主に舌質と舌苔を観察します。舌質とは、舌そのもののことで、舌質を診るときは、舌の形、色、動きを中心に、舌そのものの状態を観察します。舌苔とは、舌の上に付着している苔のことで、舌苔を診るときは、舌苔の色と状態を観察します。

空腹時に舌全体の色・形や舌苔を観察することで「寒熱」の区別や、「気血のめぐり」の具合、「病気がこれから悪くなるところなのか、良くなりかけているのか」、といったことなどがわかります。


正常な舌

正常な舌は、ふっくらと柔らかく、赤ちゃんの舌のように舌全体がきれいなピンク色(淡紅色)で、適度な湿り気を帯び、動きも滑らかです。


舌の見方

舌自体の部位を分けると次の4つになります。

 舌尖(舌の先) 舌中(舌の中央) 舌辺(舌の左右辺縁) 舌根(舌の奥の部分)


舌体(舌の全体)の色や性状などを診ます。


舌色(舌体の色)を診ます。

淡白舌 : 舌体が、白っぽい色のもの。

紅  舌: 舌体が、赤色のもの。

紫  舌: 舌体が、紫色のもの。青紫、赤紫、淡紫、暗紫など。


舌形(舌の形状)を診ます。

胖大:舌が、口の幅ほど大きく、ぼってりとしていること。

歯痕:舌辺に歯の痕が波状に残っていること。

裂紋:舌の中央に亀裂(溝)があること。

点刺:舌表面に現れる点状の隆起。紅色が多く、黒色、白色もあります。





 
 
 

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