腎の働き
- jinenya
- 2022年4月11日
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尿の排泄、成長・発育・生殖・老化、精の貯蔵(腎精)が主な働きです。
腎精の貯蔵、成長・発育・生殖の管理
両親から与えられた先天の精、飲食によってつくられる後天の精の二つが腎に蓄えられています。腎精の働きには身体の成長、生殖機能の維持があります。
この働きが低下すると、成長・発育が遅くなり、初潮・精通が遅くなり、背が伸びなくなり、不妊症・性欲低下・白髪・耳が遠くなる・足腰が弱ったりと老化がすすみます。
腎陽の温める作用
臓腑や組織、器官を温めて働かせます。
この作用が低下すると、手足の冷え・足腰が弱くなる・消化不良・不妊などの症状があらわれます。
腎陰の滋養作用
臓腑や組織、器官を潤し滋養します。熱をさます作用もあります。
この作用が低下すると、めまい・耳鳴り・微熱・便秘・髪のぱさつき・舌の乾燥などの症状が現れます。
水分代謝
肺や脾とともに水分代謝を行います。
不要な水分は腎から膀胱に行き排出されます。
必要な水分は腎から肺に行き再利用されます。
この働きが低下すると、尿量の減少・むくみなどが現れます。
気を納める働き
腎には呼吸の吸う働きがあります。
この働きが低下すると、吸収が浅くなります。
吐く働きは肺にあります。
骨髄と脊髄との関係
腎精は骨髄と脊髄をつくります。これらは骨と脳に栄養を与えます。
この働きが低下すると、骨がもろくなり、背中・腰が曲がり、記憶力が低下し、歯がゆるくなり、記憶力が低下します。
髪との関係
腎精と血が充たされていると髪が豊かになります。 働きが低下すると、抜け毛・白髪・髪の乾燥などの症状が表れます。
恐れ・驚きの感情との関係
腎と関係があります。
耳・排泄との関係
腎の働きが低下すると、耳鳴りがし・耳が遠くなります。
尿・便の排泄に異常が出ます。
膀胱との関係
膀胱の開閉・尿量の調節を腎が荷っています。
腎は再利用可能なきれいな水分を肺に戻し、汚いものは膀胱に送って排泄します。

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