肝の働き
- jinenya
- 2022年4月5日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年4月7日
中医学における肝の主なはたらきは気・血(けつ)・津液(しんえき)の巡りをコントロールすることです。 特に気と血の巡りに強く関係しています。 これらの流れを調節するはたらきを疏泄(そせつ)と呼びます。 それ以外にも肝は血をためたり、精神状態の安定化にも貢献しています。
気の巡りの管理(蔬泄作用)
スムーズな気の巡り→精神の安定、感情のコントロール
スムーズな気の巡り→血の巡りが良くなる→経絡が通る→臓腑が正常に動く
働きが低下すると
両脇が痛み、お腹がはり、下痢と便秘、ガスが出ます。←腸内の消吸収を助ける胆汁
は肝臓によって調節されているため肝臓の働きが弱ると影響が出ます。
イライラ、怒り、憂鬱、疑いの感情が起こります。←気の巡りに異常が出たり、陽気が過剰になると影響が出ます。
血の貯蔵
頭や身体を動かしているときは肝臓から血が送られます。動いていないときは肝臓に血が戻って貯蔵されます。
働きが低下すると
目が疲れ、乾燥し、かすみ目になり、暗がりで見えにくくなり、視力が低下します。←肝臓による血の供給が不足すると影響が出ます。
目が充血します←肝臓の陽が盛んになると影響がでます。 筋肉が痙攣し、しびれ、震え、関節の曲げ伸ばしができなくなります。←筋肉の働きは肝臓の送る血によって維持されているので、その働きが低下すると影響が出ます。
爪が柔らかくなり、薄くなり、もろくなり、変形したり割れたりします。←爪は筋肉の余りといわれ、肝臓から送られる血が不足すると影響が出ます。

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