栄養状態が深刻なのは働いている女性だということが分かっています。

働く女性が1日に必要とするエネルギーは、約1800〜2000kcal（20〜30代女性の場合）であるのに対して、実際に摂っているのは1479kcalです。食糧難だった終戦直後を下回ります。平均値ですから、大幅に足りていない人もいるということです。ビタミンやミネラルなど、必要な栄養素が十分に摂れていないのが実情です。働いている女性たちが、忙しさのあまり朝食を食べていなかったり、カロリーや栄養素を十分に摂れていなかったり、慢性的な睡眠負債を抱えていることで、不健康になっている実態が見えてきます。それらの乱れが頭痛や冷え性、疲れなどを悪化させています。