R-DAN佐久放射能測定室
誰でも簡単に使える放射線検知器が完成し、R-DANが発足したのは、チェルノブイリ原発事故後の1986年8月6日。以降、原発周辺の放射線を監視し、原発事故が起きたときに、放射線から身を守るための市民のネットワークとして活動を続けています
会員用無料土壌検査依頼フォーム
http://form1.fc2.com/form/?id=794806
測定予約方法はこちらをご覧ください→http://www3.hp-ez.com/hp/r-dan/page6
土壌測定と採取方法
●採取量について
測定に必要な量は1リットル以上。
それより少ない場合は、測定値の信頼性がかなり下がることをご了承下さい。
お持ち頂く際は、ジップロック冷凍用(大)二重にして袋の外側が土壌による汚染がない状態でお願いします。
●採取深度について
土壌測定は、文科省が深度5cm、農水省が深度15cmを掘って採取する方法を採っていす。一般的な庭土や、公園などの土壌採取は5cm、畑や田んぼなどは15cmで採取すると公的なデータとの比較ができます。
「深さ毎の測定をしたい」「表面の汚染が知りたい」といったなニーズがなければ、庭土や公園・園・学校などの土壌は5cm、田畑の土は15cmを採取してください。
●乾燥のしかた
土壌はできるだけ乾燥した状態での測定が、専門機関での測定に近くなります。専門機関での正式な測定では、水分を乾燥させた状態にして測定すること が一般的です。しかし、市民による測定で、そこまでするのは難しいことから、晴天が続いた土壌を採取して頂くことをお勧めします。(乾燥させた状態にする のは「含水量」の問題があります。水分をどのぐらい含んでいるかで、土壌の重量が変わってしまい、土壌のセシウム等の濃度比較を行う場合、比較条件にばら つきの要素が増えるからです。、大体の汚染度を確かめる程度であれば、それ程問題はありません。)
●誤検出の可能性について
NaI(ヨウ化ナトリウム)シンチレーター、という検出器を使っています。このタイプの測定器は、近いエネルギーのγ(ガンマ)線を見分けにくい (見分けがつかない)という弱点があります。そこで、誤ってセシウム134,137の数字が、存在しないにもかかわらず表示されてしまうこともございま す。その主な原因は、鉛214、ビスマス214という天然核種の存在です。正確な土壌検査をご希望の方にはゲルマニウム半導体検出器による検査をお薦めし ますので、お問い合わせください。
●深度でのセシウム量の違について
セシウム汚染がある場合は、ほとんどの場合、表面近くに滞留しています。少しずつ下層に浸透していきます。土壌深度1cm毎、2cm毎などの深度別 測定で、表面と下層ではかなり数値が違うという傾向が見られます。耕したりしていなければ、表層5cm程の深度までが一番セシウム濃度が高く見られ、その 下層からはあまり検出されない、などの状態も見られます。
●平方メートルあたりのベクレル値について
「1kgあたりのベクレル値を65倍する」という計算方法がありますが、それは深度5cmで採取し、土壌の比重が「1.3g/1=1リットル中 1300g」という場合の算出方法です。土壌の比重が違うと、かける数字もかわってきます。「参考値である」という前提の上で、ある程度しっかりと算出し たい場合は、深度5cmで採取し、採取の際、採取面積も記録して、土壌の重さも記録してください。
●専門家による土壌採取について
ご自分で採取することができない場合は、専門機関による土壌採取を承っておりますので、お問い合わせください。
土壌放射能濃度測定用試料採取法
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000026aet-att/2r98520000026aql.pdf
土壌試料採取の方法について
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/gijyutu/017/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2011/05/30/1306566_2.pdf農地土壌の放射性物質調査のための採取方法http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/gijyutu/017/attach/1306603.htm