
Jinenya Macrobiotique Gluten-free Cooking
jinenya macrobiotique cooking recipes
Japanese food Nihonryōri 日本料理
汁物
汁物は通常献立の初めに出すが、小吸い物(筆洗い)は懐石料理の一汁三菜の食事の後に出す。
種類
すまし汁
味噌汁
★椀盛り(煮物椀) 懐石料理で出される実の多いすまし汁仕立ての料理。煮物と汁物の中間的なもの。旬の魚・肉・野菜を組み合わせて作る。80g~100gの椀種3~5種とあしらいを盛る。薄味仕立てにし、季節の食材の味を生かす。食材に合った椀を選び、美しく盛り付ける。
★うしお汁 鯛やスズキの頭やアラ、貝類で作る。鮮度の良い材料を使う。材料を水から入れて旨味成分を煮汁に出す。材料の臭みをとる(血の気を水で良く洗い流す・さらに霜降りしたあとに血の気や鱗を完全に取り除く・アクが浮き上がって汁が澄んできてからアクをすくい取る・アクをからめとるヌメリのでるツメ昆布を使う)。15分~20分弱火で煮て、材料の持ち味をだし汁に十分に生かす。塩味で調味するが、しょうゆを使うときは薄口しょうゆを少量落とし、汁に色をつけずに味を出す。
★すっぽん仕立て すっぽん・おこぜ・かわはぎ・こち・あいなめ等の旨味はあっても臭みのある魚で作る汁物。新鮮な材料で仕立てる。材料を霜降りにして水洗いし、水に多めの酒を入れ昆布を加えて煮ていく。アクは丁寧にすくい取る。身が柔らかくなってきたら醤油を加えて煮る。酒としょうゆでクセを消してだしで伸ばして味を出す。やさしい香りは吸口とせず、主に生姜の絞り汁を加えることが多い。
汁替り 吸い鍋、まつたけの土瓶蒸し、茶碗蒸し。
くず汁
★すり流し汁 魚介類、枝豆、ぎんなん、栗、豆腐などで作る。魚を材料とするときは、血の気を取り除いてすり鉢でよくする。すり身に筋などがあるときは裏ごしにかけると滑らかになる。供する直前に火にかけて混ぜながら煮立て、沸騰した火を止めてアクをすくい取る。汁が主体の料理なので、実は軽いもの(豆腐・ねぎ・きのこ等)を使い、汁が熱くなったところに入れる。吸い口は刻んだ木の芽やゆずの皮、わさび、しぼりしょうが、粉山椒等をふり入れる。
実だくさん汁
けんちん汁
のっぺい汁
酒かす汁
懐石・会席料理の汁
二汁供される。
一汁は味噌仕立て 冬 白みそ(西京味噌)仕立てでこってりと温かく。
春秋 白みそに赤みそを2・3割混ぜて用いる。(袱紗みそ=合わせ味噌)
夏 三州みそ(八丁みそ)、赤みそ(仙台みそ、越後みそ、信州みそ)で淡泊に仕上げる。
すまし汁の実
椀種(魚介類、鳥獣肉、卵、豆腐などのタンパク質)
たい、ひらめ、さより、きす、さわらむ、すずき、かます、あじ、たら、はも、こち、あまだい、とびうお、えび類、貝類、鶏、かも、しんじょ、つみれ、はんぺん、豆腐、ゆば、麩、卵など。
あしらい(季節感のある野菜やゆばや麩)
ほうれんそう、春菊、うど、たけのこ、ふき、つくし、わらび、冬瓜、さやえんどう、さやいんげん、こかぶ、にんじん、きゅうり、だいこん、生しいたけ、まつたけ、しめじ、貝割菜、芽ねぎ、じゅんさい、岩たけなど。
吸い口(香りの良い野菜や香辛料)
木の芽、ゆず、ゆずの花、わさび、針しょうが、しょうが汁、こしょう、実山椒、粉山椒、ごま、のり、青のりなど。
あしらいと吸い口を兼ねたもの
みつば、パセリ、せり、みょうが、ねぎなど。
だし取り
かつお節と昆布(一番だし)
用途 みそ汁、すまし汁
水 200g(1カップ200cc) 出来上がり量の20~30%(蒸発分と吸収分)増し
かつお節 4g(0.4カップ弱、水の2%)
昆布 2g(約4cm、水の1%) 乾いた布で軽く拭く、白い粉はマンニット(うまみ成分)なので残す。切れ目を入れておく。
水に昆布を入れて火にかける(蓋はしない)→水に気泡ができ(約80℃)て昆布が浮き上がってきたら昆布を引き出す。(昆布を入たまま煮立てると昆布くさいぬめりのあるだしになる)→かつお節を入れて沸騰したら火を止める(必要以上に煮ると渋み・生臭みが出る)→かつお節が沈んだら布巾で静かに濾す(布巾を絞ったりしない)
二番だし
用途 椀種の下煮、煮物
一番だしのだしがらに初めの水の半量を入れて5~6分煮出したもの
かつお節
用途 汁もの、そばつゆなど
水 200g(1カップ200cc) 出来上がり量の20~30%(蒸発分と吸収分)増し
かつお節 4g(0.4カップ弱、水の2%)、そばつゆは12g(1.2カップ弱、水の5~6%)
さば節、そうだがつお節は濃いだしがとれる
かつお節を入れて沸騰したら火を止める(必要以上に煮ると渋み・生臭みが出る)→かつお節が沈んだら布巾で静かに濾す(布巾を絞ったりしない
昆布(水出し)
用途 色を白く仕上げる料理、精進料理など
水 200g(1カップ200cc) 出来上がり量の20~30%(蒸発分と吸収分)増し
昆布 4g(約8cm、水の2%) 乾いた布で軽く拭く、白い粉はマンニット(うまみ成分)なので残す。切れ目を入れておく。
水に昆布を入れて4~5時間、または一晩つける。
昆布(湯出し)①
水に昆布を入れて火にかける(蓋はしない)→水に気泡ができ(約80℃)て昆布が浮き上がってきたら昆布を引き出す。(昆布を入たまま煮立てると昆布くさいぬめりのあるだしになる)
昆布(湯出し)⑵
良く味が出る方法。
水に昆布を入れて火にかける(蓋はしない)→弱火で30分かけてから火を強め沸騰直前(約80℃)に昆布を引き出し火を止める。(昆布を入たまま煮立てると昆布くさいぬめりのあるだしになる)
煮干
用途 みそ汁、惣菜用煮物など。
水 200g(1カップ200cc) 出来上がり量の20~30%(蒸発分と吸収分)増し
煮干 4g(水の2%) 頭と腹わたの黒い部分を取り除いて二つに裂く。
水に煮干を入れて中火にかける(蓋はしない)→煮立ってきたら火を弱め3~5分煮て火を止める。→布巾などで濾す。
刺身
種類
さく取り 生のまま切って食べる 1.5~2cm厚さ 6cm幅 18~20cm長さ 200g前後
洗い 薄くそぎ切りにして、冷水、氷水で洗って、表面をちぢれさせる
湯洗い そぎ切りにして60~70℃の湯に通して冷水にとる
皮霜作り 皮のみに熱湯をかけ、表面を霜降りにして氷水で冷やす
焼霜作り 表皮のみに焼目をつけて氷水で冷やす
酢しめ 酢に浸して身をしめる
昆布しめ 昆布の間にはさんで昆布の旨味をうつして、身をしめる
たたき 細かくたたききる
切り方
平作り(切り重ね) 包丁の峰をやや左に倒して、皮を上にして右から引くように切り、右側に少し倒して重ねていく
一文字 包丁を倒さないでまっすぐに切り、重ねない
引き作り(下手な人向け) 包丁をまっすぐにして引き切り、刺身を右におくらずそのまま次を切る
★切りかけ作り 一切れ7mm厚さの引き作りで中央に包丁目を入れる
かつおのたたき(大根おろし さらしねぎ おろししょうが にんにくの薄切り 細ねぎの小口切り)
しめさば(黄菊 わさび)
★そぎ作り 包丁の刃を右に寝かせて刺身の左側から引くように薄くそいで左に寄せる
すずきの洗い(刻みじそ 花丸きゅうり 山葵 すだちしょうゆ)
鯛の昆布しめ(岩茸 山葵 加減酢)
★糸作り(細作り) 包丁の刃先を使って細く切る
きすの細作り(菊花 山葵 いり酒)
角作り 四角く切る
薄作り 薄くそぎ切りにする
刺身のつま
生野菜のつまを刺身に添える
敷きつま(けん) 器に敷いて刺身を盛る
だいこん、きゅうり、みょうがだけ、みょうが、青じその葉、うど、キャベツ、にんじん、玉ねぎ
などを細く切って水にさらし、ピンとさせて盛る。
飾りつま(季節感) 春 菜の花、わらび、春蘭、つくし、芽うど、芽かんぞう、きんかん輪切り、防風、山菜など
夏 紫芽、夏ねぎ、キュウリの雄花(花丸)、たで、おかひじき(松葉)など
秋 花穂じそ、菊花、花みょうがなど
冬 生のり
季節のないもの 岩たけ、水前寺のり、じゅんさい、ばくだい、かぶら骨、紅たで、エシャロット、きく
らげ、とさかのり(赤・青)、さんごのり、米のり、おごのり(うご)、あおさ、みる、青のり、海そうめん、
新わかめ、もずくなど
辛味
刺身の旨味を引き立てる
焼き物




マクロビオティック・レシピ